結婚の約束をした時に渡される婚約指輪や、結婚式に渡される結婚指輪ですが、身に着けている内にだんだんとゆるくなってきたり、きつくなってきたりするという方もいます。指が浮腫んで一時的にきつくなることもありますし、年を重ねるうちに体型の変化とともに指のサイズも変化することがあります。

指輪がゆるくなった時よりも、きつくなった時の対処のほうが大変です。指の肉が食い込んでしまって指輪が取れなくなってしまったり、炎症を起こしてしまうこともあります。指輪が取れなくなった時は、無理やり引っ張ったり、指輪を回して引き抜いたりすせずに洗剤やクリームなどを使用して、はずすことを考えましょう。自宅にある洗剤や油を指輪に塗ってすべりをよくします。どうしてもはずれないといった方は、消防署に連絡して対処するという方法もあります。消防署の対処としては、指輪を切断して取ることになります。指輪が抜けずに放置していると、最悪の場合指が化膿したりして指を切断する可能性もあるため、指輪をはずすことを最優先したほうがよいでしょう。消防署に連絡するのは最終手段となるため、連絡する前には良く考えてからするようにしましょう。

婚約指輪や結婚指輪が指から取れなくなってしまう前に対策することもできます。指輪がきつくなってきたと感じたら、むくみの可能性が高いので、指をマッサージしてむくみを解消しましょう。マッサージの方法としては、指の付根から先まで優しく押してき、指をひっぱったりします。手を心臓より高く上げて、指を開いたり閉じたりを繰り返します。指は薬指だけでなく、すべての指をマッサージしたほうが良いでしょう。むくみ以外にも、指輪がきつくなってくる原因としては、肥満も十分に考えられるので、ダイエットに取り組んでみるというのも一つの手段となります。

きつくなってくるのと逆に、ゆるくなってきたという方もいるでしょう。婚約指輪・結婚指輪がゆるくなったという方は、しばらく様子を見てみましょう。人間は年齢とともに太りやすくなるので、指も自然と太くなっていく可能性があります。また、女性の方ですと妊娠や出産によるホルモンバランスの崩れで太りやすくなります。抜け落ちやすく、指輪を無くすのは避けたいという方に関しては、指輪をフィットさせる商品として「ピタリング」という商品も販売されています。ピタリングは指輪と指の間に挟んでゆるみを無くす商品となります。値段も数百円で購入できるのでおすすめとなります。ピタリングを購入して対策する方法以外にも、お店に行ってサイズ直しを行うという方法もあります。指輪によってはサイズ直しができないこともあるので注意しましょう。指輪をサイズ直しができるかどうかを確認するために、購入したお店に電話をしてみると良いでしょう。指輪は保証期間がついていることも多いので、保証期間内であればサイズ直しは無料となります。